フランス語の疑問文の作り方に困っていませんか?実は、フランス語には3つの基本パターンがあり、それぞれ使う場面が異なります。
この記事では、日常会話からフォーマルな場面まで使える疑問文の作り方を、音声付きフレーズとともに詳しく解説します。まずは基本的な3つのパターンを覚えて、自然な疑問文を話せるようになりましょう。
目次
フランス語疑問文の3つの基本パターン
フランス語の疑問文には、語調上昇・Est-ce que・倒置という3つの主要なパターンがあります。それぞれ使う場面や丁寧さのレベルが異なるため、状況に応じて使い分けることが重要です。
まず最初に、最も簡単で日常会話でよく使われる語調上昇の疑問文から見ていきましょう。このパターンは、語尾を上げるだけで疑問文になるため、初心者の方でも簡単に使えます。
①語調上昇(最も簡単・カジュアル)
普通の文の語尾を上げるだけで疑問文になる、最もシンプルな方法です。友達や家族との会話で頻繁に使われます。
チュ ヴァ ビヤン?
Tu vas bien ?
→ 元気?
イル エ ケル ウール?
Il est quelle heure ?
→ 何時?
チュ フェ クワ ス ソワール?
Tu fais quoi ce soir ?
→ 今夜は何するの?

②Est-ce que(丁寧・標準的)
「Est-ce que」を文の最初に付ける方法は、丁寧で標準的な疑問文の作り方です。ビジネス場面や初対面の人との会話でよく使われ、適度なフォーマル感があります。
また、Est-ce queは語順を変える必要がないため、文法的に間違いにくいという利点もあります。そのため、フランス語学習者にとって使いやすい疑問文パターンと言えるでしょう。
エス ク ヴ ザレ ビヤン?
Est-ce que vous allez bien ?
→ お元気ですか?
エス ク ヴ ザビテ イシ?
Est-ce que vous habitez ici ?
→ こちらにお住まいですか?
エス ク ヴ ゼメ ラ ミュージック?
Est-ce que vous aimez la musique ?
→ 音楽はお好きですか?

Est-ce queは「エスク」と短縮して発音されることが多いです。また、tuを使う場合は「Est-ce que tu…?」、vousを使う場合は「Est-ce que vous…?」になります。適度に丁寧で使いやすい表現です~
③倒置(最も丁寧・フォーマル)
主語と動詞を倒置する方法は、最も丁寧でフォーマルな疑問文です。ビジネスシーンや公式な場面、年上の方との会話で使われます。
一方で、倒置疑問文は文法規則が複雑で、音の響きも固い印象を与えるため、カジュアルな会話ではあまり使われません。しかし、正式な文書や丁寧な対応が求められる場面では重要な表現方法です。
アレ ヴ ビヤン?
Allez-vous bien ?
→ お元気でいらっしゃいますか?
ケル ウール エ ティル?
Quelle heure est-il ?
→ 何時でございますか?
ウー エト ラ ガール?
Où est la gare ?
→ 駅はどちらでしょうか?

倒置疑問文では、動詞と主語の間にハイフン「-」を入れます。また、動詞が母音で終わり主語が母音で始まる場合は「-t-」を挿入することがあります(例:Parle-t-il ?)。最も格式の高い表現です~
疑問詞を使った疑問文のパターン
疑問詞(qui, que, où, quandなど)を使った疑問文も、同じ3つのパターンで作ることができます。疑問詞を使うことで、より具体的な情報を聞くことができるため、日常会話では必須の表現です。
さらに、疑問詞を使った疑問文では、疑問詞の位置に注意が必要です。カジュアルな表現では疑問詞を文末に置くこともありますが、標準的には文頭に置くのが一般的です。
人を聞く疑問詞「qui」
セ キ?
C’est qui ?
→ それ誰?
キ エス ク セ?
Qui est-ce que c’est ?
→ どちら様でしょうか?
場所を聞く疑問詞「où」
チュ ヴァ ウー?
Tu vas où ?
→ どこ行くの?
ウー エス ク ヴ ザレ?
Où est-ce que vous allez ?
→ どちらへいらっしゃいますか?
理由を聞く疑問詞「pourquoi」
プルクワ エト ヴ ヴヌ?
Pourquoi êtes-vous venu ?
→ なぜいらしたのですか?

疑問詞を使った疑問文では、答える内容によって疑問詞を選びます。qui(誰)、que/quoi(何)、où(どこ)、quand(いつ)、pourquoi(なぜ)、comment(どのように)などがよく使われます~
場面別の使い分けガイド
実際の会話では、相手との関係性や場面によって疑問文のパターンを使い分けることが大切です。適切な丁寧さレベルを選ぶことで、自然で好印象な会話ができます。
例えば、友達との会話では語調上昇を多用し、職場の同僚とはEst-ce queを基本として、上司や顧客には倒置を使うという具合に、TPOに応じて調整しましょう。
カジュアルな場面(語調上昇)
友達、家族、親しい同僚との日常会話では、語調上昇の疑問文が自然です。また、カフェでの注文や買い物など、リラックスした雰囲気の場面でもよく使われます。
つまり、相手との距離感が近く、親しみやすい関係性の時に最適な表現方法と言えるでしょう。発音も簡単で、覚えやすいのが利点です。
標準的な場面(Est-ce que)
初対面の人との会話、学校や職場での一般的なやりとり、お店での丁寧な質問などには、Est-ce queを使った疑問文がバランスよく使えます。
さらに、Est-ce queは文法的に間違いにくいため、フランス語学習者にとって安心して使える表現でもあります。迷った時はEst-ce queを選んでおけば、大きな間違いはありません。
フォーマルな場面(倒置)
ビジネスミーティング、公式な行事、年上の方や地位の高い方との会話では、倒置疑問文を使うことで敬意を示すことができます。
一方で、倒置疑問文は堅い印象を与えるため、親しい関係でも適度に使用することが重要です。常に倒置を使うと、距離を置いた印象を与えてしまう可能性があります。
プヴェ ヴ ム レペテ?
Pouvez-vous me répéter ?
→ もう一度お聞かせいただけますでしょうか?

フランス語圏では、適切な敬語レベルを使うことが非常に重要視されます。相手との関係性や場面を考えて、自然な疑問文を選びましょう。慣れてくると、自動的に適切なパターンを選べるようになります~
よくある間違いと注意点
フランス語の疑問文を作る時に、日本人学習者がよく間違いやすいポイントがいくつかあります。これらを事前に知っておくことで、より自然な疑問文を作ることができます。
特に、英語の疑問文との違いや、フランス語特有の音の変化に注意が必要です。また、書き言葉と話し言葉での表現の違いも理解しておくことが大切です。
語順の間違い
英語の影響で「Est-ce que」の後の語順を間違えることがあります。Est-ce queの後は、普通の文と同じ語順(主語+動詞)になります。
例えば、「Est-ce que vous parlez français ?」が正しく、「Est-ce que parlez-vous français ?」は間違いです。Est-ce queを使う場合は、倒置しないことを覚えておきましょう。
音の変化の見落とし
フランス語では、隣り合う音によって発音が変化することがあります。特に、Est-ce queは「エスク」と短縮されることが多く、自然な発音を身につけることが重要です。
また、倒置疑問文での「-t-」の挿入や、リエゾン(音の連結)も忘れがちなポイントです。正しい発音を覚えることで、より自然なフランス語に聞こえます。
敬語レベルの選択ミス
場面に応じた適切な敬語レベルを選ぶことは、フランス語コミュニケーションにおいて非常に重要です。つまり、相手との関係性を考慮して疑問文のパターンを選ぶ必要があります。
例えば、親しい友達に倒置疑問文を使うと堅苦しく聞こえ、上司に語調上昇だけの疑問文を使うと失礼に当たる可能性があります。場面に応じた使い分けを心がけましょう。
語調上昇・Est-ce que・倒置を使い分けて、自然なフランス語を話しましょう~
フランス語の発音を覚えたい方はぜひこちらの記事をご覧ください~










語調上昇は話し言葉で最も使われる形です。文字で書く時は「?」マークを付けますが、発音では語尾を上げることで疑問の意味を表現します。フレンドリーな雰囲気を作れるので、親しい人との会話に最適です~